子宮頸がんワクチン被害者20名が福岡地裁に提訴、全国原告数は119名に
子宮頸がんワクチン訴訟の全国一斉提訴が12月14日、行われました。
東京地裁、大阪地裁、名古屋地裁、福岡地裁の全国4地裁に合計57名の被害者が追加提訴したもの。2016年7月に続く2次提訴になります。
内訳は東京25名、大阪7名、名古屋5名、福岡20名の合計57名(年齢は15歳から22歳)になります。
この結果、全国の原告は119名に達しました(東京原告53名、大阪原告23名、名古屋原告11名、福岡原告32名)。
解決していない紛争中、しかも開始したばかりの集団訴訟のペースとしてはかなりのハイペース。
いかに子宮頸がんワクチンによって苦しんでいる被害者が多いかを物語っているでしょう。
福岡は先日の第1回期日に続いて雨に降られましたが、20名もの被害者が無事、福岡地裁に提訴。
提訴後、福岡県の被害者(20歳)が自ら被害を訴えました。
「将来がんにならないためと思い接種をしたら、急に体調が悪くなり、発作も起きるようになりました」
「高校を中退し、今は1人で歩くこともできず、話しをするのも難しいです。」
「体はもう戻せないですが、これから生きていくためにきちんと賠償をしてもらいたいし、私のような人を2度と出して欲しくない」
来年1月11日(水)には福岡地裁で第2回期日が予定されており、法廷でも被害者及び弁護団が意見陳述予定です。
「私は今、1日のほとんどを家のベッドで横になって過ごしています。家から出るときはこうして車いすを使わなければなりません」(原告 女子高校生)
原告の1人、千葉県に住む女子高校生(17)は、中学1年のときに3回ワクチンを接種しましたが、その後、激しい頭痛や下痢、記憶障害などに悩まされるようになりました。さらに、学校にも通えない状態となり、高校は通信制を選ばざるを得なくなりました。
「ワクチン1本で、たった1本でどうしてこんなにボロボロな体になってしまったんだろう。普通の生活がしたい。私は今、このことを強く願います」(12月14日付TBSニュース)
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