C型肝炎治療薬ソバルディ、ハーボニーが50%値下げ、2016年度から厚労省方針
C型肝炎治療薬のソバルディ、ハーボニーが最大50%引き下げられることになりそうです。
厚生労働省が2016年度から、C型肝炎治療薬など4種類の高額医薬品の公定価格を最大25%~50%下げる方針を決めたためです。
対象は年間販売額1000億円を超える薬。C型肝炎薬の「ソバルディ」と「ハーボニー」(ギリアド・サイエンシズ)のほか、抗血小板薬「プラビックス」(サノフィ)、抗がん剤「アバスチン」(中外製薬)です。
ソバルディは2015年5月25日に販売を開始。1錠6万1799円、患者一人あたり12週の治療で550万円かかり、既に1500億円超の売上げに達しています。
年間販売額1500億円を超え予想の3割増以上となった薬は最大半額下げとなりますから、ソバルディは最大半額の値下げとなるわけです。
今回の値下げは医療費の抑制が目的。
患者としては高額療養制度によって自己負担額は上限が設けられています。また肝炎患者には治療費助成制度があり、患者負担額は月1万ないし2万になっており、いずれしろ従前の自己負担額に変化はありません。
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