電子カルテを患者が閲覧可能に、北九州市の病院が導入
北九州市八幡西区の浜田病院(浜田茂院長)が6月22日から、医師が作成したカルテの一部を患者がインターネット上で確認できる新サービスを開始しました。
患者が専用サイトにID・パスワードでログインして電子カルテ情報にアクセス。
患者は、傷病名、検査結果、処置、手術内容、処方箋などを閲覧できます。画像データは閲覧できず、また、医師が閲覧情報を制限することもできます。
導入した浜田病院は、「当院はインフォームドコンセントの観点から、患者さまに納得して医療を選んでいただくために、治療法や薬の内容について十分な説明を行うことが重要だと考えています」、「当院は当該サービスを導入することにより、患者さまの積極的な診療への参加や、患者さまおよび親族の皆さまとより強固な信頼関係構築の促進を図って参ります」と述べています。
未だにカルテ開示について患者とトラブルになる医療機関(特に個人病院)が少なくありません。その意味で発想転換した面白い取組だと思います。
診療データの解析を手掛けるメディカル・データ・ビジョン(MDV)は、電子カルテの情報の一部を患者がインターネットを通じて閲覧できるサービス「カルテコ」を始める。まず浜田病院(北九州市八幡西区)が22日から導入する予定。浜田茂理事長は「病気に関する情報を患者と共有し、患者との強固な信頼関係を築きたい」と期待を示した(6月19日付け日経新聞)
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