「肝炎患者から学生さんへ、患者肝炎医療コーディネーターが伝えたいこと」が発刊
目次
肝炎患者さんから学生さんへ、患者肝炎医療コーディネーターが伝えたいこと
この冊子には、肝炎患者の講義を受けた医学部・薬学部等の学生の感想がまとめられています。
講義を行ったのは、薬害肝炎全国原告団の及川綾子さん、全国B型肝炎訴訟原告団の鈴木和彦さんのお二人。
厚生労働省研究班「多様な病態に対応可能な肝疾患のトータルケアに資する人材育成及びその活動の質の向上等に関する研究」の代表者・江口雄一郎医師が発案して、冊子化が実現しました。
学生の声
冊子には及川さんの講義内容(2頁)とそれに対する感想(4頁~11頁)、そして鈴木さんの講義内容(12頁)とそれに対する感想(13頁~17頁)、鈴木さんの講義内容(18頁)とそれに対する感想(19頁=23頁)がおさめられています。
掲載に同意した感想のみであり、またたくさんの感想を掲載するために圧縮したものです。そのため学生の意図したニュアンスを全て伝えきれていないのではないかという危惧もあったそうですが、学生の感想がコンパクトに読みやすくまとめられています。
「インターネットや文献で見聞きできる情報には限りがあり、その情報からだけで、患者様がどれほど苦しい経験をされたか想像することはできません」、「印象に残っていることは、治療に終わりの見えないことの辛さです」、「25年以上の闘病の末、治療に成功した及川さんの涙を私は忘れません。涙を流しながら自分の体験を話してくださった及川さんに感謝しています」などの声が寄せられています。
ぜひご一読頂いて、肝炎治療、闘病、肝炎コーディネーターなど様々な場面で生かして頂きたいと思う冊子です。
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