福岡県弁護士会、天神弁護士センターがリニューアル
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天神弁護士センターがリニューアル
弁護士に相談する場合、どこに連絡しますか。
昔は知人・仕事先の紹介、そして今ではインターネット検索が主流になりましたが、弁護士会の設置する相談センターに来訪する人も多くおられます。
弁護士会の相談センターの数・運用は、各弁護士会によってまちまち。
福岡県弁護士会は、県内20か所に相談センターを設置しており、全国でも1、2位を争う数を誇ります。
「市民に根ざしたリーガルサービス」をかなり前から目指してきた、福岡ならではの取組の一つといえるでしょう。
その福岡県弁護士会が設置する相談センターの中でも、基幹的な役割を果たしている「天神弁護士センター」が2010年2月1日、新しく生まれ変わりました。
床面積が200平方メートルから375平方メートルに増えたほか、全ての相談室が窓際に配置されとても明るい印象。
相談者の待合室もプライバシーを意識して4か所設けられていますし、相談室と職員の執務室を切り離したため、中央部分に大きなスペースが生まれてとても開放的な印象です。
車椅子対応の相談室やベビーベッドを配置した相談室もあります。
弁護士の要望を取り入れ、各相談室にランケーブルを配置し相談中のインターネット検索・調査を可能にしたほか、防音設備に配慮して相談中の声が漏れにくくしました。
弁護士会員の拠出する予算の中から2500万円も支出したリニューアルですが、依頼者、職員、弁護士の3者にとっても、満足のいくものになったようです。
天神弁護士センターが移転し改称
さらに福岡県弁護士の天神弁護士センターは、2024年2月に移転しました。
現在は「福岡市中央区天神3丁目4-8天神重松ビル2階」にて相談業務を行っています。
面積自体は狭くなりましたが、天神の中心部ですので、よりアクセスしやすくなっています(地下鉄天神駅から徒歩6分)。
また名称も他の相談センターに合わせて、「天神法律相談センター」に改称しました。福岡県弁護士会が運営し、登録した福岡県弁護士会の弁護士が相談にあたり、弁護士会職員が受付等の対応をするというシステムには変化はありません。
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