「謹賀新年」2010年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。皆様よき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中も大変お世話になりました。今年も宜しくお願いいたします。
気が付くと弁護士になって15回目の正月を迎えたことになります。あっという間でしたがそれなりに充実した15年だったようです。我が家の長男(トイプードルのダイ君)もこの元旦に無事14歳の誕生日を迎えました。
集団訴訟以外でも、医療過誤、フランチャイズ、欠陥住宅など、専門分野(日弁連的には「主に取り扱う分野」でしょうか)が増えてきました。昨年でいいますと、医療過誤では、福岡高裁で有責所見を引き出し逆転勝訴的な和解を勝ち取ることができました。フランチャイズでは、契約締結時に実際の加盟店平均日商と異なる数字を示して勧誘していたフランチャイザー相手の裁判で、フランチャイジー側の損害賠償請求を認容する勝訴判決を3つ得ることができました。
また、顧問先の事件としては交通事故訴訟や労務問題も少なくありません。昨年の交通事故訴訟においては、「女子外貌醜状の逸失利益」が争われた事案で、当方主張が認められました。
ここ数年は離婚事件、男女関係トラブルについての受任事件も増えています。年をとるとともに、また弁護士経験を重ねるにつれて、処理の幅が広がる分野かもしれませんね。家裁月報を定期購読して審判例を丁寧に通読していることも、かなりプラスになっている感がします。
昨年のこの分野では、福岡家裁の離婚調停を経ながら、相手方から関東圏の裁判所に離婚訴訟を提起された事案において、移送申立てを行って福岡家裁への移送決定を得ました。また離婚原因が争われた事案では、勝訴判決(離婚、慰謝料認容)を得ました。
もちろん、薬害肝炎救済法における救済期間があと3年ありますし、薬害肝炎裁判史の出版も含め、薬害肝炎弁護団としての活動も続いていきます。
専門分野でさらなる研鑽を積みつつ、様々な事件に積極的に取り組む、そしてすべての依頼者の方に真摯に向き合う、2010年はそんな一年にしたいと思っております。
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