古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

判例

ニュースハンセン病訴訟判例厚生労働省患者の権利法務省福岡・九州情報裁判官集団訴訟

ハンセン病家族訴訟、熊本地裁が国の責任を認める初判決

◆ ハンセン病家族訴訟とは  ハンセン病家族訴訟とは2016年2月15日、九州・関西在住の59名が被告国に対して損害賠償と全国紙への謝罪広告を求めて開始した裁判です。  その後、同年3月29日にも追加提訴し、最終的には5

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判例医療・医療過誤医療ガイドライン医療事故医療過誤・医療ミス 救急医療患者の権利最高裁判所福岡県弁護士会裁判官

医療関係訴訟運営改善協議会を開催、救急医療における医療水準について医師働き方改革もふまえて考える

◆医療関係訴訟運営改善協議会とは  医療関係訴訟運営改善協議会が2019年2月8日、福岡地方裁判所で開催されました。  裁判官、患者側弁護士、医療機関側弁護士、医療機関の医師、学者らが集い、医療を取り巻く現状を共有して理

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判例厚生労働省患者の権利法律改正裁判官

エホバの証人の患者について裁判所の慎重な審理を通じ無輸血手術が成功した事例

「エホバの証人」の患者と輸血  患者に手術が必要であり術中に輸血の可能性がある場合、通常、医療機関は事前に輸血の同意書を取ることになります。 では患者や家族が、宗教上の理由から輸血を拒否した場合、医療機関はどのような対応

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判例医療・医療過誤医療事故医療過誤・医療ミス 脳神経外科

小児もやもや病に対して頭蓋内圧更新の急性期管理を怠った注意義務違反により、痙攣発作を放置し死亡に至った事案において損害賠償請求が認容された事例

◆もやもや病とは もやもや病とは、内頸動脈終末部を中心とする頭蓋内主幹動脈の進行性閉塞性変化を呈する疾患です。女性に多く、発症年齢は二峰性(5歳から9歳と45歳から49歳)を呈するとされます。 小児の場合は、過呼吸などを

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判例医療・医療過誤医療事故書籍・雑誌法律実務書籍裁判官

「裁判官の視点 民事裁判と専門訴訟」、裁判官から見た医療訴訟におけるポイントとは

◆「裁判官の視点 民事裁判と専門訴訟」が発刊  商事法務から「裁判官の視点 民事裁判と専門訴訟」(編著門口正人)が2018年3月に出版されました。 執筆者6名はいずれも元裁判官で、高等裁判所の裁判長経験者です。  一般民

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判例医療・医療過誤医療事故医療過誤・医療ミス 救急医療

救急搬送された中学生死亡事案でCT検査を行うべき注意義務違反を認定し患者逆転勝訴、東京高裁が3200万円の賠償命令

東京高裁がCT検査を行うべき注意義務違反を認定  長野県安曇野市の少年(当時13歳)が脳ヘルニアによって死亡した事案について、東京高等裁判所は2018年3月28日、少年が救急搬送された波田町立波田総合病院(現・松本市立病

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ニュースハンセン病訴訟判例厚生労働省弁護士・司法患者の権利日弁連旧優生保護法福岡県弁護士会薬害薬害肝炎集団訴訟

旧優生保護法による知的障害者に対する強制不妊手術で訴訟提起、政治的解決も視野に動き

◆ 仙台地裁に初提訴、そして追加提訴  旧優生保護法(1948年から1996年)によって知的障害者が不妊手術を強制されていた問題。  知的障害を理由に不妊手術を強制されたとして、宮城県の女性(60代)が2018年1月30

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ニュースハンセン病訴訟判例弁護士・司法福岡・九州情報集団訴訟

ハンセン病家族訴訟が提訴から2年、国が迅速な審理に応じず

◆ ハンセン病家族訴訟が訴訟提起から2年  ハンセン病の家族訴訟が訴訟提起から2年を経過しました。  原告59名が2016年2月15日、熊本地裁に提訴していわゆる「ハンセン病家族訴訟」が開始しました。同年3月29日には5

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ニュース判例厚生労働省弁護士・司法福岡・九州情報福岡県弁護士会薬害薬害肝炎集団訴訟

薬害C型肝炎九州訴訟そして集団訴訟の現在地、RKB特集報道を通じて考える

救済法延長とRKB特集報道  薬害肝炎救済法の提訴期限が法改正によって2回目の延長となりました。その結果、提訴期限は2023年1月になります(なおその後3回目の延長があり、提訴期限は2028年1月)。 2002年から全国

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PMDAハンセン病訴訟判例厚生労働省弁護士・司法未分類福岡・九州情報薬害薬害肝炎集団訴訟

薬害肝炎・国との基本合意10周年集会が開催、九州実名原告の訃報とともに第三者組織の実現を誓って

国との基本合意10周年集会が開催 2007年12月、国が薬害肝炎の全面一律救済を表明し、2008年1月、薬害肝炎救済法が成立して10年が経ちました。 この間、薬害肝炎救済法の提訴期限は2度、法改正によって延長し、いまだ被

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いじめニュース判例弁護士・司法福岡・九州情報福岡県弁護士会

長崎県新上五島町がいじめ自死の第三者調査報告書をサイトで公表、改めて問われる再発防止の姿勢

新上五島町が第三者調査委員会調査報告書をサイトで公表 2014年1月8日、長崎県新上五島町の町立奈良尾中学校3年生だった松竹景虎君(当時15歳)がいじめを苦に自死しました。 長崎いじめ自死訴訟とは、景虎君の遺族であるお父

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