古賀克重法律事務所ブログ

福岡県弁護士会所属弁護士 古賀克重(こが かつしげ)の活動ブログです。

判例

傷害保険判例最高裁判所自保ジャーナル

海外旅行のスキューバダイビング後に急性心筋梗塞で死亡した事案で急激かつ偶然の外来の事故を否認し傷害保険金請求を棄却した東京地裁判決

事案の概要  被保険者の亡A(60代女性)は、B会社主催の海外旅行に参加しスキューバダイビングを行った後、胸の痛みを訴え、その後死亡しました。 そこで、Aの相続人である原告らが、B会社と傷害総合保険及び海外旅行総合保険契

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判例医療・医療過誤医療事故医療過誤・医療ミス 呼吸器医療過誤・医療ミス 小児科医療過誤・医療ミス 循環器医療過誤・医療ミス 気管切開

愛知県一宮市立市民病院に7500万円の賠償命令、カニューレの自宅での療養指導不十分で死亡

愛知県の一宮市立市民病院に7500万円の賠償命令  愛知県の一宮市立市民病院を退院した女児が窒息状態になり、意識を回復しないまま3歳で死亡した事案において、名古屋高裁は、医療器具の使用方法に関する適切な指導を怠った過失を

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判例医療ガイドライン医療過誤・医療ミス 救急医療学校事故 保育事故

幼稚園で4歳園児が昼食中に誤嚥窒息による重篤な後遺症を負い、園長らに適時に心肺蘇生法を実施しなかった過失を認めたさいたま地裁令和5年3月23日判決

事案の概要  幼稚園の年長組に所属していた園児(当時4歳)が、幼稚園での昼食時に、持参した弁当に入っていたウインナーを誤嚥して窒息し、低酸素性虚血性脳症等の重篤な後遺症を負ったという事故です。  園児らは、救護に当たった

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判例医療・医療過誤医療過誤・医療ミス 介護未分類

特別養護老人ホームの入所者が食事する際、常時見守るべき注意義務に違反したと認定した名古屋地裁令和5年2月28日判決 

事案の概要  特別養護老人ホームの入所者(当時80代)が、食事の提供を受けていた際に意識不明になり死亡した事案です。  相続人らが、食事を全介助するか、少なくともこれを常時見守るべき注意義務があるのに怠ったとして、債務不

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交通事故交通事故 交差点交通事故 過失相殺判例法律相談道路交通法

優先関係のある十字路交差点事故について、降雪のため優先性を認識し得たとはいえないが、優先の期待は相当とし、過失割合を50%と認定した旭川地裁判決

争点  積雪のために道路標識が見えず、車両を運転する運転手から優先道路であると認識できない場合の過失割合が争点となった事案です。  東北・北海道など降雪の多い地域の交通事故では日常的に問題となってくる論点です。煤煙によっ

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判例医療・医療過誤医療ガイドライン医療過誤・医療ミス 副作用医療過誤・医療ミス 循環器

慢性心房細動患者に対しワーファリンに代えイグザレルトを処方する際の過失を認めた東京地裁令和5年9月29日判決

事案の概要  慢性心房細動患者(当時85歳)は被告クリニックに通院して、20年以上、抗凝固薬であるワーファリンを服用していました。被告医師は、抗凝固薬をワーファリンからイグザレルトに切り替えることにして、令和3年10月2

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交通事故交通事故 保険約款交通事故 後遺障害8級交通事故 追突判例自保ジャーナル

年齢限定特約により損害保険会社の保険免責を認めた福岡高裁判決、自保ジャーナル2141号

自保ジャーナル2141号158頁の紹介  私が担当した交通事故訴訟の判決(福岡高裁令和4年9月29日)が、判例雑誌である自保ジャーナル(2141号158頁)に掲載されましたのでご紹介します。 自保ジャーナルは交通事故訴訟

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判例医療・医療過誤医療過誤・医療ミス 整形外科未分類

頸椎後方固定術で挿入されたスクリュー抜去・再挿入術後に患者が四肢麻痺となり、スクリュー刺入方向を誤った過失が認められた事例、判例タイムズ1509号

事案の概要  自宅階段から転落した患者(男性・当時80歳)が医療機関において、頸椎後方固定術(C3~C7)を受けました。ところが、術後CT検査でスクリューの大部分が脊柱管内に逸脱し、骨への固定性が得られていなかったため、

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交通事故判例車両保険

自宅に駐車した車両が盗まれたと車両保険金を請求したところ、被保険者以外の者が車両を持ち去った証明がないと請求棄却した名古屋高裁判決、判例タイムズ1509号

争点  盗難被害に遭ったと申告して車両保険金を請求した事案において、盗難の外形的事実の立証がないと判断した名古屋高裁令和4年3月16日判決を紹介します(判例タイムズ1509号102頁)。  盗難という保険事故を理由として

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交通事故判例道路交通法

原動機付自転車を原動機を止めた状態で下り坂を惰力を用いて走行させたことが道路交通法の「運転」に当たるとされた事例、福岡高裁令和4年11月30日判決

原動機を止めて下り坂を惰力を用いた走行が道路交通法の「運転」に当たるか  原動機付自転車を原動機を止めた状態で下り坂を惰力を用いて走行させたことが、道路交通法の「運転」に当たるとした福岡高裁令和4年11月30日判決が出て

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交通事故判例書籍・雑誌自保ジャーナル自動車損害賠償法

駐車中の暖機運転に伴う一酸化炭素中毒事故に自賠法上の「運行起因性」が認められるか、ジュリスト1586号119頁

運行起因性とは  自動車損害賠償保障法第3条は、「自己のために自動車を運行の用に供する者は、その運行によって他人の生命又は身体を害したときは、これによって生じた損害を賠償する責に任ずる」と定めています。 この自賠法第3条

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